去る2000年11月8日、日本心理学会@国立京都国際会館において

ワークショップ「スピーチにおける感性情報」を開催いたしました。

お忙しい中ご聴講いただきまして、まことにありがとうございました。

スピーチにおける感性情報

企画者

生命工学工業技術研究所

芝崎朱美

司会

生命工学工業技術研究所

芝崎朱美

話題提供者

大阪大学

小森政嗣・長岡千賀

話題提供者

生命工学工業技術研究所

芝崎朱美

話題提供者

オムロン株式会社

大本浩司・石田 勉

指定討論者

大阪大学

中村敏枝

要旨

 音声コミュニケーションにおいて、発話者の意図や感情を汲み取り、印象形成を行うために感性情報は重要な手がかりである。たとえば、「間(ま)」の取り方や抑揚の変化もその一つである。近年、音声合成や認識の水準は飛躍的に高くなっているが、人間の聴覚特性や心理特性よりも合成や伝送の効率が重んじられる傾向にある。

 本ワークショップでは、スピーチ聴取によって形成される心理的イメージに関して、以下の観点から話題を提供し、心理学的アプローチにより改善できる音声研究の問題点を議論するとともに、聞き取りやすい音声がもたらす応用可能性を検討したい。

(1)「間(ま)」が意図や感情の伝達に果たす役割(小森・長岡)(HTML形式  PDFをダウンロード

(2) 自然音声のイメージと知覚特性(芝崎)(PDFをダウンロード

(3)音声イメージの製品開発への応用(大本・石田)(HTML形式  PDFをダウンロード